1996年6月、キャンピングカーにトラックが追突し、居住部分
のソファに座っていた長男が車外に投げ出されて死亡したのは、
キャンピングカーに欠陥があったためとして、父親がメーカー
に対し1000万円の慰謝料を求めていた訴訟で、札幌地裁は父親
の請求を棄却する判決を下した。
父親は、①車体の強度が弱い、②ソファにシートベルトが
ないという点を指摘し、通常の自動車レベルの安全対策がと
られていれば死亡しなかったと主張していたが、これに対し
判決は「壁が安全性基準に適合しないと認める証拠はない」
等として訴えを退けた。
ここがポイント
本件の場合、直接の事故の原因はキャンピングカーの安全
レベルではなく、トラックが追突したことであるため、基本的
にメーカーに責任が発生する可能性は低いといえます。
ただし、過去にこのような事故が発生し、その原因がキャン
ピングカーの設計上の問題であると知っていた又は知りえたに
もかかわらず対策を怠っていた等の事情があれば、メーカーが
責任を負う可能性が高まります。このため、メーカーとしては、
直接の原因が他にある事故についても、自社製品に問題がなか
ったか検証しておくことが重要です。
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労災・賠償保険の年間平均相談受付件数、400件超
損害保険事故処理件数年間平均90件超
現在、インターネット販売による企業向け損害保険相談にて、多くの取り扱い件数を誇る。
大手損害保険会社・営業・事故処理業務等、広く従事。
外資系大手生命保険会社にて、生命保険集中研修。
専門課程取得ライフコンサルタント認定(9900389340)
損害保険特級(一般)資格取得
変額保険資格
証券2級外務員資格・特級損害調査資格取得
厚生労働省ファイナンシャルプランナー技能士認定(F20210644108号)
全国MVPタイトルを2種目で獲得。
主席にて保険会社退社後、
有限会社東京リスクマネジメント設立
AFP資格取得、特定非営利活動法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会加盟(No.39422473)
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